こんにちは。『ぅて』です。
今回は2025年4月にカーディアンのマクロテストがVer2になったのを受けて、これを使ったウェポンスキル(以下WS)のマクロの基本と実践的な使い方について解説します。
この記事は、LV99を超えてILV帯に入ったばかりの新規さんや復帰したての初心者さん向けです。
ILV帯のバトルでは、WSマクロも少し応用が効くと便利な場面が増えてきます。 今回ご紹介するのは、私自身の実体験に基づいた内容ですが、おそらく多くの現役冒険者さんが似たような使い分けや工夫をされていると思います。
すぐに全部を実践する必要はありませんが、将来バトルの幅が広がったときに「そういえばこんな使い方もあったな」と思い出してもらえたら嬉しいです。
ちなみに、今回お伝えしたい内容は百聞は一見に如かずといった感じです。
動画で実際の動きと共に解説していますのでぜひご覧ください。
WSマクロの基本構文
まずはWSマクロの基本形から。
この流れが基本になります。<wait>でも1秒のウェイトになります。
WSは構えから実行まで若干の間があります。
敵側でいうところの赤線(構え)から発動まで間があるのと同じですね。
通信のラグと、この僅かの間を使ってWS発動前に少しプレイヤーキャラの動きをつけることが出来ます。
ここに少しだけテクニックを介入できるんですね。
後ろ向きWS(背面撃ち)
WSは正面を向いていないと発動できません。
しかし、WS発動のラグを利用して「撃った直後に背を向ける」ことで、敵に背を向けた状態でWSを発動することが出来ます。
また、WSは発動するとWSモーションで約2秒程度の硬直が生まれます。
高速戦闘下においては、この硬直中にオートアタックが差し込まれることが多いです。
この硬直は、様々なカウンター技をもった敵に対してリスクとなる場合があります。
例えばアンバスケードのデュラハン族は『怨みモード』になることでダメージを蓄積し、カウンターダメージといて反撃してきます。
同様にオーメンの中ボスのシンカーは『痛覚同化』で構から発動までのダメージをカウンターダメージとして反撃してきます。
ほか、ラミア族の様な視線技を使ってくる敵に対してもWSの硬直がリスクになる場合があります。
後ろを向いてWSを発動することで、このようなリスクの回避を狙います。
また、向きを調整してオートアタックを制限し、WSのタイミングを調整し、WSも後ろを向いて発動することで敵のカウンターを警戒した動きが取れるようになります。
これを背面打ち(撃ち)と表現されることもあります。 テニスやゴルフで後ろ向きに構えてインパクトだけを前に出すようなイメージですね。
一撃避けWS(後方走り抜け)
応用で、WSが発動する間に後方に走り距離を取りつつ敵の技に対応する予備動作を行います。
敵の技の一部は赤線から発動までの間に距離を開けることで技を回避することが出来ます。
古くは、エビルウェポン族の『怒りの一撃』を回避する手段として常識化していました。
この予備動作は受けるとデメリットが大きいが、距離を取ることで回避ができる技に対して使われます。
今でもオーメン『Kei』のダンシングフラーに備えた予備動作でも使います。
同じくカトゥラエ族のインタフィアランスにも使えます。
インタフィアランスは終盤の発狂技の一つで、闇属性ダメージとディスペル効果をもった範囲技で厄介な技の一つです。
サブターゲット撃ち
ILV以降のエンドコンテンツ、特に複数個体との集団戦において使われる方法です。
- 敵のTPを貯めたくない
-
TP技が厄介、回復技を多用する
- 敵のカウンター技と付き合いたくない
-
ギミック持ちやドレッドスパイク、アイススパイク、ショックスパイクなど厄介な反撃カウンターがある
- まともに殴り合いたくない、ターゲットを取りたくない敵
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カウンターモンクや、WSだけ当てて敵対心の上昇を抑えたい時など
このような敵の場合は殴ってTPを貯める敵と、貯めたTPでWSのみ別の敵に撃つといったスタンスを取ります。
このような記述で使います。
WSでstnpcをすることで届くかどうかのレンジが分かるようになります。青~黄色の半分くらいの距離までは届きます。黄色~赤は届かないですね。
サブターゲットで別の敵にWSを撃ちこむ場合は、基本、オートアタックの背後などの延長上か、左右の正面範囲で敵を配置したいですね。
もし調整が出来なかった場合は、キャラクターを動かしながらWSを撃って、オートアタック正面に戻してなどの操作が加わります。
こちらは動画内でコツなど解説しつつ実践していますのでぜひご覧ください。
丁寧なサブターゲットマクロ<lastst>
上記マクロだとWS装備セットで被ダメージカットや単発WS用に命中が下がった状態である場合が多いと思います。
サブターゲットは操作が加わることでWS装備セットである時間が増え、積み重ねると相応のリスクになります。
以下のようにするとこの問題を解消することが出来ます。
こうすることで<t>と同じWS装備セットの時間にすることが出来ます。
ただし、WSのサブターゲットではないのでレンジが分からなくなります。
とは言え、感覚的なもので分かる距離感でWSを撃つと思うのでそう気にならないのではと思います。
好き好きですのでどちらが良いかは調整ください。
<lastst>でサブターゲット先にTPロスなく高速戦闘に適応したい
まず背景をお伝えします。
上で書いた通り、WSにはラグがあります。これはプレイヤーとサーバーとの通信間隔が決められているため起こります。その間隔は約0.4秒毎とされています。設計がPS2でISDN回線時代のゲームだからかもしれません。
高速戦闘を経験するとTP1000になる前にWSマクロを入力するようになります。先行入力することでWS即打ちが出来るようになります。
これはFF11のバトルの多くがWSの比重が大きいダメージソースになっており、即打ちがいわゆるDPS上優れている場合が多いからです。
また、ソロシーンにおいては一人で多段連携が出来るようになると後半の〆WSは先行入力でコンマ数秒の猶予の連携成立を狙って行う場合もあります。
オートアタックでTPを貯めて別の敵にWSを撃ちたい。
それでいてTPロスや操作ロスを減らして突き詰めた動きをしたい。
ハイエンドコンテンツではこのようなシーンも経験します。
このような時に、一旦、何かしらの別で動きでサブターゲット<stnpc>で決定して記憶させておき、WSは<lastst>でサブターゲットのロスをなくWSを撃ちこんでいく。
と、<lastst>はこのような動きを実現します。
ただし、<lastst>はちょっと曲者で、他の操作をしていると意図せずサブターゲットが置き換わってしまい不発になるリスクがつきものです。
例えばメニュー内からアイテムやアビリティ、魔法を使うとそれでサブターゲットが更新されます。
ちょと玄人向けと考えたほうが良いですね。
踊り子などアビリティを絡めたWSマクロにも活用
シーフの不意打ちやだまし討ち、踊り子のフラリッシュを仕込んでWSを撃つ、といったシーンではアビリティとWSをひとまとめにするケースがあります。
一行目は自分に使うアビリティのタイミングをサブターゲットで決めて、アビリティ後のWSが発動するよう1秒のウェイトを入れている、という記述になります。
アビリティを乗せてWSを撃つことでダメージが跳ね上がる系のジョブにおいて、マクロ操作のミスは大きな損失になります。
確実に、間違いのない操作で、かつ、高速戦闘、ハイエンドコンテンツにおける操作ロスをカット出来るよう突き詰めていくとマクロが複雑化していきます。
とは言え、<lastst>にはそのようなプレイヤーの要求を実現する可能性を秘めていますので、色々と研究してみるも良いかもしれませんね。
終わりに
如何だったでしょうか。
今のFF11はLV99までは簡単に到達して、ILVの世界からが本格的なバトルコンテンツの始まりとなっているといっても過言ではありません。
そんな中でも”ウェポンスキルを撃つ”という極めて当たり前な行動にフォーカスして解説してみました。
カーディアン『Macro Test』はこの極めて当たり前のマクロ作りとその練習に役立ちます。
現役冒険者目線では色々と物足りない状態ではありますが、今の仕様の中で、誰に、何に対して、どのような使い道があるのかを模索した時に、動画解説、記事を書いてみようと思いました。
仕様がバージョンアップされたらまた新たな模索をして紹介していこうと思います。
それでは。
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