こんにちは、『ぅて』です。
今回は赤魔道士の主力弱体魔法のひとつ『ディスペル』について、実戦の中で感じたことや、属性耐性との関係性、そしてどこまで通るのか── いわゆる『魔命の限界値』について、戦術メモ的にまとめておこうと思います。
これは『ディストラ』や『フラズル』にも通じる話としてご覧ください。
ディスペルとは?属性耐性値を参照する弱体魔法の特性
ディスペルは闇属性の弱体魔法で、相手の強化魔法などを一つ解除する効果で、メイン赤魔に限らず、学者やサポ赤などで広く使われている主力弱体魔法の一つ。
魔法命中補正が+175といわれ、相当高く、メインジョブでなくとも通しやすい部類の魔法です。
とは言え、いわゆる闇系の敵は相応に闇属性の耐性が高くて通せないこともあります。
2025年4月のアンバスケード・ゴブリン族『Bozzetto Don』は闇系と言えるかわかりませんが、闇属性耐性が高く設定されています。
闇属性耐性20%、これはCL129『難易度:ふつう』ですら普通にディスペルを打つだけではレジストされて通らない高い耐性になっています。
「通らないなら仕方ない」と割り切る判断が一般的
このアンバスは難易度自体は控えめで、 ディスペルが通らなくても戦術上そこまで困ることはありませんでした。
が、仮にこれが高難度バトルだった場合、 「ディスペルが通らないことを前提にした準備・構成」が必要になります。
精霊の印を使ったり、光属性の呪歌「魔法のフィナーレ」を使ったりですね。これらが通らない強耐性の場合にはスタイミーを使いますが、あまり戦術例としては思い当たらないですね。
ディスペル専用装備、赤魔道士のアイデンティティ
デュエルトルクの登場で、一度に強化魔法などの効果を二つ消すことが出来るようになりました。
また、様々な弱体魔法装備の充実で、汎用装備セットと方向性を分けて用意している人もいることでしょう。
理由として、効果時間や深度が関係ないので、ひたすら魔命だけを盛れば良いタイプの魔法だからですね。
※汎用の弱体魔法装備セットを突き詰めていけばディスペルも同じ装備セットで良さそうですが、読後に普段使いではないが魔命特化型のディスペル専用装備セットの用意があってもいいかな?と思うかもしれません。
どの属性耐性までならディスペルは通るのか?
これを知るには属性耐性への理解と、厳密に自身のディスペルの総合的な魔法命中値の合計を知る必要があります。
ディスペルの魔法命中値の出し方
【弱体魔法スキル】+【魔命スキル】+【魔命要素】の合計で出します。
魔命要素は以下のような物の合計です。
- ギフト魔命(ジョブマスターで+90)
- 装備魔命
- メリポ魔命(5振り+25、オーグメント+10※予測)
- ディスペル魔命(+175)
- サボトゥール(ジョブマスターで+90)
- 食事魔命(トロピカルクレープで+90)
- 支援など
物理命中の/checkparamような手段が無いので手計算で出していかないと見えないのが相当不便です・・・。
最近では『KutaKutar』様が『装備Navi』なるものを提供くださっているので活用するのも手ですね。

私は『10年ぶりのFF11』様の『装備セット管理シート』を使わせてもらっています。

例えば今の私の赤魔(MLV34)のディスペル装備セットからクロセアモースC、デイブレイクワンドで想定して、食事も魔命重視のトロピカルクレープを食べて、さらにサボトゥール効果中で算出した場合、ディスペル魔法命中値は『1792』でした。
フルエンピリアン装束なのは被ダメージカットや魔回避などの防御能力、安全性を重視した感じで組んだのだと思います。
今見ると、ディスペルの魔命が高いので、「まっ、こんなもんだろう」といった感で組んだかもしれません。
さて、そんなこんなで『1792』という数字が出てきました。
※基本サボトゥール中しかディスペルしないなんてことは無いので1702とみるべきかもしれませんが・・・。
この数字は敵のLV145の闇属性耐性30%なら安定してディスペルが通ると期待できる魔法命中値となります。LV150であれば闇属性耐性40%まで期待できます。
しかし、先にあげたLV129の赤魔ゴブリン『Bozzetto Don』の闇属性耐性20%では良くて3~4割程度の通りとなります。
闇属性耐性30%よりも高い耐性25%、20%、15%では必要な魔法命中値が跳ね上がるためこのような結果となります。
この耐性に関する概念、イメージが湧きやすい表は『FF11用語辞典』の『耐性』ページだと思います。
次項と併せてお話しします。

敵のLV別・耐性別の必要な魔法命中値の参考表からの推論と実践メモ
別の記事でもご紹介していますが、まず初めに『どこかの赤』様が調査して作成した表があります。
そこから『Spicyryan』様が推定値で補完された表があります。BG Wikiにも掲載されていますね。
どこかの赤様『X(旧Twitter)』
@MBZ2arZNkm174sV
https://x.com/MBZ2arZNkm174sV/status/1292994041722724352
Spicyryan様『X(旧Twitter)』
@Spicyryan
https://x.com/Spicyryan/status/1593288897643122690

これらの貴重な情報を組み合わせるながら記載のない部分、不透明な事柄について推論しつつ、実践することで必要な魔法命中値の勘所を押さえることが出来ます。
上記、必要魔命の表と『耐性』を合わせて考えると下図のようになります。

ここでは魔命表の材料が不足している領域Bについて注目します。
主観が強いですが、以下のイメージとなります。

つまり、LV139の「Bozzetto Don」の闇属性耐性20%の推定要求値は2350付近に、連携で闇耐性がダウンした25%の状態では推定要求値は1950付近にあると予測したわけですね。
上記の装備セットでは到底足りませんでしたのでより魔命特化した装備セットで、闇連携中に試した結果は成功でした。
また、闇属性耐性20%の状態ではボルスターの補助を借りることでディスペルが通ることを確認できました。

闇属性耐性15%に対するディスペル実践
ここが精霊の印で通すことが出来る限界ラインですが、印でなくとも魔命が足りていれば通すことができるのかを確認してみました。
LV129 Dazzling Dolores 闇属性耐性15% 必要魔命推定値2200~2300

このケースでは先に闇連携でフラズルを入れることで安定してディスペルを通せるようになりました。

ディスペルまとめ
闇属性耐性5%、10%の相手にはスタイミーでしか通せない
15%、20%、25%の相手には魔命努力できる可能性はあるがかなり限定的
ディスペルの魔命補正は+175と高いが、それに甘えることなく細かな調整をすることで高レベルでも通せる幅が広がる
補足:ディストラ・フラズル
どちらも魔命補正+150と高いので、細かな調整で通せる幅が広がる可能性が高いです。
具体的にはLV150の属性耐性30%の目標値は1943とされていますが、狙える範囲だと言えそうです。
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